これからもキミと一緒に居たいから。

琉斗くん

、、、よし。琉斗くんに話しかけに行くか、、、。
授業が終わり、休み時間になった。
クラスメイト達みんな沙希ちゃんと琉斗くんの雰囲気を察してか少し気まずそうにしている。
それと同時に私に向けられる視線があった。
、、、多分仲直りさせろ〜!!みたいなこと思ってるんだろうな、、、。
私はそんなことを思いながら立ち上がって琉斗くんの元へ歩く。
その時沙希ちゃんが少し焦ったように私に話しかけようとした。
「結、、、」
「琉斗くん。」
私は沙希ちゃんの言葉を聞かずに琉斗くんに話しかけた。
、、、今沙希ちゃん私と琉斗くんが喋らないように話しかけてきた気がする、、、。
私がチラっと沙希ちゃんの方を見ると少し不安そうにしながら私を見ていた。
「結花、、、どうしたんだよ、?」
琉斗くんは恐る恐る私に聞いた。
「ちょっと話せない??空き教室で!」
私はわざと笑顔を見せた。
断られたらこの計画終わるもん、!!!!
私はそう思っていたが琉斗くんは意外にも
「、、、別にいいけど」
と了承してくれた。
琉斗くんの表情は少し察したような表情をしていた。
「じゃあ行こっか」
私がそう言うと琉斗くんは立ち上がって先に教室を出た。
私も行くか、、、。
そう思いながら歩き出した時。
「結花!!」
と沙希ちゃんに呼び止められた。
振り向くと沙希ちゃんは不安そうにしながら私を見つめた。
「結花大丈夫なの、??」
沙希ちゃんは心配そうに私を見つめていた。
「沙希ちゃん!心配しなくて大丈夫だよ!すこーし話してくるだけだからね!」
「分かった、、」
いってらっしゃい。と沙希ちゃんは言ってくれた。
私はそのまま琉斗くんを追いかけるかのように教室を出た。
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