これからもキミと一緒に居たいから。

二人の時間

家庭科室に着き自分たちの席に着いた。
机にはパンケーキを作る材料が沢山あった。
私作り方知らないけど大丈夫かな、?
みんなに迷惑かけそうだな、、、。
私普通に料理できないし、、。
「楽しみだね〜!!!」
沙希ちゃんが目をキラキラさせながら琉斗くんに言った。
沙希ちゃん楽しそうだな。
あれ、??
私は2人を見ていて気がついた。
琉斗くん沙希ちゃんを見て幸せそうにしてる、、、?
単なる私の勘だが2人は両思いじゃないかな?そう思った。
大好きな2人が付き合ったら嬉しいな、、、。
あ、でも沙希ちゃんと2人で帰る事とかも無くなるのかな、??
そんなことを思っていたら
「大丈夫か?」
「へ?」
声のした方を見ると律樹くんが私を心配そうに見ていた。
「大丈夫って何がですか、?」
私は思ったことを口にした。
律樹くんは少し言いずらそうにしながら私に耳打ちで教えてくれた。
「結花、琉斗のことが好きなんじゃないのか」
、、、え、???
待って私が琉斗くんのことが好きってこと?
そう思った瞬間笑いが込み上げてきた。
「なんで笑うんだよ、、。」
「だって別に私恋愛的な目で琉斗くんのこと好きじゃないですよ?」
私が律樹くんにそう言うと照れたように
「なんだよ、、、。」
と言った。
勘違いしたのかな?
でも沙希ちゃんと一緒に帰れないかもというのが少し悲しいな、、、。
そう思い律樹くんに言うことにした。
「でもちょっと悲しい気持ちはあります」
「え、、、。」
???
なんで律樹くんそんなに傷ついた顔をしているんだろう、??
私はその律樹くんの傷ついた顔が気がかりだった。
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