これからもキミと一緒に居たいから。

遅刻魔!

私は今、学校の門の前にいた。
今日は勉強会当日だ。
お母さんに勉強会をしたい!と言ったら喜んで了承してくれた。
そして沙希ちゃんから集合場所は学校の門にしよう!と言われ今門にいるのだ。
早すぎたかな、??
集合時間は2時だったが私は1時45分に来ていた。
や、やっぱり早すぎるかも、!!!
楽しみすぎて早く来ちゃったよ、!!
15分間何してよう、、、。
そう思った時、足音が聞こえ顔を上げた。
「結花はや。」
「律樹くん!!」
そこには律樹くんがいた。
私はスマホで時間を見た。
1時50分、、、。
律樹くんも早いな、、、。
律樹くんは私の隣に立ち、私に話しかけた。
「あいつら絶対遅刻してくるぞ。」
「へ?」
遅刻、、、??
「あいつら3人で約束すると絶対2人で遅れてくるんだ。」
「そうなんですね、!!」
律樹くん大変だ、、、。
「で、俺が遅刻すると怒られんの理不尽じゃね?」
「確かにそうですね、、、。」
律樹くんってなんか2人のお兄ちゃんみたいだなー!!!
「でも結花がいるからわかんないわ」
「え?」
「沙希の場合だけど普通の友達とかは遅刻してこないけど親しい人とかだったら遅刻してくんのよ」
、、、ってことは沙希ちゃん私の事、、。
「普通の友達としか思ってないんですかね、、、。」
私がそう落ち込んだように言うと律樹くんは慌てて弁解した。
「いや、大好きだからこそ早めに来るって言うか、、、なんて言うか、、、。」
なんて言っていいか分からなそうに言う律樹くんを見て笑いが込み上げてくる。
「笑うなよ、、、。」
と律樹くんは照れたように私に言った。
「というかあいつら結花と会うの楽しみにしてそうじゃん。だから遅刻しなさそうだなって」
< 18 / 127 >

この作品をシェア

pagetop