これからもキミと一緒に居たいから。

記憶

「「、、、え?!?!」」
私が記憶を戻ったことを言うと数秒固まっていたが沙希ちゃんと琉斗くんは同時に声を出した。
「き、記憶が戻ったってほんとに?!?!」
沙希ちゃんは少し泣きそうになりながら私に問いかけた。
「、、、うん。沙希ちゃん達と幼なじみだったことも思い出したよ。」
「よ、、、、、、良かったー!!!!!!!」
「うわぁ!!!」
沙希ちゃんは勢いよく私に抱きついた。
朝と同じだ、、、。
「ゆ、結花〜、!!!!」
沙希ちゃんは泣きながら私の名前を呼ぶ。
そんなに嬉しいのかな、??
「結花、ほんとに思い出したの??」
琉斗くんはまだ信じられないというように私に聞く。
「うん。私昔山から落ちてその時記憶喪失になったんだよね、!!」
私がそう言うと琉斗くんは涙目になりながら「良かった」そう言ってくれた。
「あのね。私3人と居たらなんか懐かしい気持ちになったの。なんなんだろう?ってずっと思ってた。でも、、、そうゆうことだったんだね。私が忘れてたんだ。」
あ、これは言わなきゃ、
「みんなのこと、忘れててごめんね、、、!」
私はそう言いながら涙がこぼれた。
「ゆうかぁ〜、、、いいんだよぉ、、、!」
「、、、おまっ、泣きすぎだろ、、、。」
「琉斗こそ泣きすぎだよ〜、!!!!」
この空間、、、ほっこりするな、、、でも、、、律樹くんが居なきゃ嫌だよ、、、。
「律樹くん、、、。」
私は無意識に律樹くんの名前を言っていた。
「結花、、、。」
「ごめんね、、、、。私のせいで律樹くんがっ、、、律樹くんがっ、、、。」
私のせいで、私のせいで、、、。
3人を引き離すようなことして、、、。ごめんなさい、、、。
「結花。それは違うだろ」
、、、え、?
私は琉斗くんの方を見ると真剣な顔をしていた。
「結花のせいではないだろ。」
「え、で、でも、、、、。」
「そうだよぉ〜、!!結花のせいなんかじゃないよぉ〜!!」
でも私がいなかったら3人が離れることなんてなかったのに、!!!
「あのな結花。」
琉斗くんは私の目の前に座り話し始めた。
「あのな、律樹は元々そんなに笑ったりしなかっただろ?無表情が多かったって言うか。でもな結花が記憶を無くしてからもっと笑わなくなったんだよ。ずっと表情が暗くて、全てがどうでもいいみたいな。」
そうだったんだ、、、。
「でもな、結花が転校してきてから笑顔でいるというか表情が明るくなったんだ。結花のおかげだ。」
「で、でも律樹くんが意識がないなら意味が無い、!!!」
「実は律樹はな。次、結花に危険があったら絶対に助けなきゃって結花が転校してきてからずっと言ってたんだぞ。だから多分律樹は助けてよかったって思ってるよ。でも自分が危険になってどうすんだとは思うけどな」
、、、。
「だからな。俺たちはただ、律樹が目を覚ますのを待ってるしかないんだよ。律樹なら俺達を置いていかない。」
琉斗くん、、、。
「そうだね、、、。」
「結花大丈夫だよ!!律樹は絶対帰ってくる!!私たちがそう思ってないと律樹帰ってこようとしてくれないよー??」
沙希ちゃんは笑いながら私に言ってくれる。
「そうだね、!!待ってなきゃだね、!!」
そうだ。愛菜ちゃんとも約束したじゃん、!!律樹くんを待つんだ!!
私はそう思いながら2人に笑顔を向けた。
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