これからもキミと一緒に居たいから。

ひとりぼっち

「さようなら〜」
そんな声と同時にクラスメイトは教室を出ていく。
全ての授業が終わり下校時刻になった。
朝に続いて沙希ちゃん達に話しかけることが出来ず、昼休みも私はひとりぼっちだった。
帰り、どうしよう、、、。
いつもは沙希ちゃん達と帰ってるけど、、、。
そう思い沙希ちゃんの方を見ると悲しそうにしながら俯いていた。沙希ちゃんは今日ずっとこんな調子で心配していたが話しかけれなかった。
そんな時
「沙希。2人で帰ろ」
琉斗くんがそう沙希ちゃんに伝えた。
沙希ちゃんは少しびっくりしながら少し困惑したようにしながら頷いた。
2人で、、、、、か、、、。まぁ、そうだよね、、、。
そんなことを思っていたらもう2人は教室を出ていた。
今日は1人か、、、。これからも1人なのかな、、、。
そんなことを思っていたらクラスメイト達がクスクス笑い私を見ていた。
「やっぱり小山さんハブられてるね」
朝、私の話をしていたクラスメイト達がまた私の話をしている。
「このままぼっちになればいいのにー」
「マジでそれ。これからもこんな調子だったらずっとぼっちっしょ」
、、、帰ろ、、、。
私はそう思い立ち上がり教室を出た。
このまま家に帰ろうかな、、、。
でもこのまま帰っても笑えないだろうな、、、。いつもお母さんに学校の様子聞かれるし、、、。どうしよう、、、。
そう思った時ふと律樹くんのお母さんの言葉が蘇った。
『私が居ない時でも来てもいいわよ。』
、、、律樹くんに会いに行こうかな、、、。
でもほんとに会いに行っていいのかな、???
私はそう一瞬思ったが会いに行きたくなった。
会いに行こう。
私はそう思い病院へ向かった。
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