これからもキミと一緒に居たいから。

犯人

、、、え?
私が目を見開いて驚いていると2人は私の反応を見て笑い始めた。
「待ってマジウケるんだけどー!!莉紗ー小山の反応キモくねー??」
「それな!まじきもいー」
な、なんで、、、、。
なんで捨てたの、、、??
「なんで捨てて、、、。」
「なんでー捨てたか、、、教えてあげよっか??」
瑠衣さんは嫌な笑みを浮かべながら私に言った。
「小山さん、ウザイんだよね」
、、、え、??う、ウザイ、??
私、、、。
「な、何かしましたか、??」
私がそう問いかけると瑠衣さん達はイラついたように言う。
「そうゆう態度だよ!!何も分かってませーんみたいな」
「そうそう、後、律樹くん達みたいな人となんで関わってんの??転校生のくせに」
そ、それ、理不尽すぎるよ、、、。
「お前みたいな人が関わっていい人達じゃねぇんだよ」
「はーもう話したくもないわ。帰ろ莉紗」
「それなー」
そう2人は呆れたようにしながら教室を出ようとした。
「ま、待って、!!キンホルダーはどこに、!」
私がそう2人に聞くと2人は笑いながら
「さぁ??どこかのゴミ箱にでも入ってるんじゃない??」
それだけ言うと2人は帰って行った。
ご、ゴミ箱、!!!
私はすぐにゴミ箱の中を確認した。
パッと見ないな、、、。
で、でも中に入ってるかも、、、。
ゴミ箱の中に手を突っ込まなきゃ取れないよね、、、。
私は少し嫌だったがそんなこと言ってられなかった。
は、早く見つけないと、、、。
律樹くんのお見舞いにも行けない、!!
私は覚悟を決め手をゴミ箱の中に入れようとした瞬間

ーガラガラー

?!?!
教室のドアが開く音がし私はドアの方を見た。
「小山ーここに居たかーもう下校時刻を過ぎている。早く帰りなさい。」
運悪く担任の先生が来てしまった。
下校時刻すぎてる、??
私は時計を見るといつもなら家に着いている時間だった。
「親御さんも心配するだろ。、、、というかなんでゴミ箱の近くにいるんだ??」
そう先生は不思議そうに私を見た。
「あ、いや、なんでもないです。すぐ帰ります。」
私はそう言い慌てて鞄を持ち教室を出た。
、、、キンホルダー見つけられなかった、、、。
このまま律樹くんのお見舞いには行けないよ、、、。
私、どうすれば良かったんだろう、、、。
、、、そうだ。明日早く起きてキンホルダーを探そう。
私はそう決意し学校を出た。
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