これからもキミと一緒に居たいから。
11

記憶喪失?

「、、、、、だ、誰って結花だよ、??」
私は律樹くんの言葉に混乱しながら必死に訴えた。
だが律樹くんは誰この人?とでも言うような顔をしていた。
「結花、?聞いた事ないですけど」
、、、う、嘘、、、。
なんで、??私の事知らないわけないよ、!!!
も、もしかして記憶喪失になってる、??
「というか知り合いでもないのになんでここにいるんですか?てかなんで俺ここにいんの、、、。」
律樹くんは警戒度マックスで私に聞く。
あ、そっかなんでここにいるか分からないのか、、!
「え、えっと律樹くんは、が、崖から落ちたの、!!覚えてない、?」
私がそう言うと興味がなさそうにしていた。
「俺落ちたんですね。記憶にないです。」
そう、、、だよね、、、。
私は律樹くんとの距離が感じてしまい悲しくなる。
そんな時

ーガラガラー

そんなドアが開く音がした。
「結花!おまたせ、、、って律樹?!?!?!」
沙希ちゃんが笑顔で私に声をかけたと同時に目覚めている律樹くんが視界に入ったのかびっくりして固まっていた。
「、、、律樹、目覚めたのか、??」
琉斗くんも目を見開いて驚いていた。
、、、2人も律樹くんから忘れられてるのかな、、、。
私はそう思うと悲しくなっていた。なっていた、、、のだが、
「沙希と琉斗か。」
、、、え、?
律樹くんのこの言葉で私は固まってしまった。
、、、沙希ちゃん達のことは忘れてない、??
な、なんで、??
「は〜〜〜〜心配したんだぞ!結花なんてほぼ毎日お見舞いに行ってたんだからな?!」
そんな私の気持ちに気づかないで琉斗くんが笑いながら律樹くんに言った。
「なぁ、琉斗。この人誰なの?」
律樹くんは少しイライラしながらも琉斗くんにそう言っていた。
琉斗くんと沙希ちゃんは私と同じように固まっていた。
「は?律樹、、、何言ってんの?」
「そうだよ律樹!!結花だよ??一緒に毎日居たじゃん!!」
沙希ちゃん達は律樹くんに訴えるようにそう言った。
「いや、そう言われても知らないんだけど」
律樹くんは少し呆れた様子でそう答えた。
や、やっぱり忘れられてるよね、、、。でもなんで、、、私だけなの、??
「なんで結花のことだけ、??」
沙希ちゃんは私と同じことを思ったのかそう口にしていた。
病室に暗い空気が流れる。
私はその空気に耐えられなくなり口を開いた。
「ってそれよりお医者さん呼ばなきゃ、!!ね!」
私はそう言うとナースコールを押した。
「、、、、、、」
さ、沙希ちゃんの視線が痛い、、、。
沙希ちゃんは私になにか言いたそうにしながら私を見ていた。
数分後ナースさんがやってきて律樹くんの検査が行うことになり私たちは学校帰りということもありこのまま帰宅した。
帰ってる途中私はなにか考え込んだ様子の2人を見ながら3人無言のまま家に帰ることになった。
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