ミルクティーの音色
俺はどうするべきなのか、ふと分からなくなった。
こんな時、今までならピアノを思い浮かべていたはずだ。
安心できるもの。心を落ち着けられるもの。それはピアノだった。


でも、今は違う。


───先生。


佐々木さんの顔が、頭に浮かんだ。



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