Re:Lily
自分でも馬鹿だと思う。
いつになっても中学生の頃の初恋を忘れられず、未だに未練タラタラ。
あの時の私は返事を聞く勇気がなかった。
私が告白して、そのまま…
お昼に藤沢ちゃんが見せてくれた、あのライブハウスが気になって家に帰ってから調べてみた。
「あ、あった…」
Naki Ikaruga
「斑鳩、那、樹……」
この前は遠目から少ししか見ることが出来なかった。
サイトにはプロフィール写真が載っていた。
昔は髪が長かったのに、短くなってる。
可愛い感じの見た目だったのに、…確かにこの感じはかっこいいとバーで評判になるのも分かる。
何よりも表情が、あの恥ずかしがり屋でいつも私の少し後ろを歩く那樹とは別人だった。
「何やってるんだろ……」
那樹はいつの間にか、私の後ろをついてくるような感じだったのに、どこまでも遠いところに行ってしまっていた。
写真の中にいる那樹は、キラキラしてる。
あの頃よりも何倍も素敵になっていた。
(あ、明日、ミニライブするんだ…)
今更…私が行ったところで…
私はスマホのタブをすっと閉じた。
これ以上考えてしまっては朝になってしまいそうだ。
昔のことを思い出すのも大概にしないと…。
いつになっても中学生の頃の初恋を忘れられず、未だに未練タラタラ。
あの時の私は返事を聞く勇気がなかった。
私が告白して、そのまま…
お昼に藤沢ちゃんが見せてくれた、あのライブハウスが気になって家に帰ってから調べてみた。
「あ、あった…」
Naki Ikaruga
「斑鳩、那、樹……」
この前は遠目から少ししか見ることが出来なかった。
サイトにはプロフィール写真が載っていた。
昔は髪が長かったのに、短くなってる。
可愛い感じの見た目だったのに、…確かにこの感じはかっこいいとバーで評判になるのも分かる。
何よりも表情が、あの恥ずかしがり屋でいつも私の少し後ろを歩く那樹とは別人だった。
「何やってるんだろ……」
那樹はいつの間にか、私の後ろをついてくるような感じだったのに、どこまでも遠いところに行ってしまっていた。
写真の中にいる那樹は、キラキラしてる。
あの頃よりも何倍も素敵になっていた。
(あ、明日、ミニライブするんだ…)
今更…私が行ったところで…
私はスマホのタブをすっと閉じた。
これ以上考えてしまっては朝になってしまいそうだ。
昔のことを思い出すのも大概にしないと…。