俺と彼女の猫な話【短編】

夜。

「ご飯できたよ。食べよう」

「うん。わかった」

正座して合掌。

「いただきます」
「いただきます」

よし!話そう。

直美を猫にさせない。

でもなんて切り出だそうか悩む。

「どうしたの?なんか悩んでるみたいだけど」

「あっ。いや。別に」

直美の事で悩んでるよ、と言いたい俺。

「なんかさ。最近、優しくなったね」

「う〜ん。そうかな〜」

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