究極clown
「・・・・?」
少女ははてなを浮かべていた。
「転んだの? なんで泣いてるの?」
テンポのいいノリでピエロは少女に聞いてくる。
「ママ、いないの・・・。」
「・・・・そっか♪ じゃぁ僕にマカセテ!」
少女の話を聞きピエロは笑顔で言った。
その笑顔にうその表情は無かった。
たとえ仮面のような顔をしていようと
笑顔は暖かかった。
そして少女を肩車して
お母さん探しを始めた。
しだいに少女も笑顔になり
笑い始めた。