究極clown
学校――――。


もう最近では学校に行くと机自体が
無くなっている。

少し、ほんの少し悲しみが
込み上げてきた。
もちろん涙なんてながさず、
隣の使っていない教室の机を一つ
持ってくる。

 
「あいつまた机盗んできたぁ♪」


どこからか声がした。

どうでもいい事なのに
お父さんに感づかれたからか、
ものすごく悲しくなってくる。

だけど、ここで泣いたら
アイツらの思うつぼだ。
泣くわけない。



泣いたって笑われるだけだから。
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