究極clown
「アイツぅ、また一人とか
 可哀そうなんですけどぉ」


「マジマジ思ったぁ!! 
しかも不細工とかどんだけ~」


ほら始まった。
ゴミ女子の糞トーク。
どうしてあぁ簡単に 
人をいじめられるのか
俺は不思議だ。
だけどあの中に俺は
最近気になってるヤツが居る。
いや、恋愛とかそういう
意味じゃないんだけど・・・



「そうだねー。」



あ、また「そいつ」今の笑顔。
いつも思う。仮面だ。
全然心がない笑顔だ。
他の誰も気づいていないみたいだ。
俺も心がないから 
分かるのかもしれないな。
同じだからか
少し気になるんだ。


あともう一つ「そいつ」の 
気になるところがある。
「そいつ」の名前は君島明だった。
俺の兄貴の知り合いかもしれない。
同姓同名。
そんなのこの広い世界
ありすぎるくらいあり得るけれど、
「明」
こんな名前そこらへんに
うじゃうじゃ居るような名前なのか?





俺は、何か調べなきゃいけないことが
あるみたいだ。

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