残念すぎるイケメンが、今日も今日とて私を溺愛する。
そう言いながら私の髪をワシャワシャ撫で始めた西嶋。
・・・・はぁぁ。今日も今日とて溺愛(?)というか、なんというか……。なんなんだろう、これは。
「よ~しよしぃ。可愛い可愛い~」
──── 妹や娘を通り越して“犬”になってない?私の扱い。
「大好きです。藍里さん」
西嶋の『大好き』はLOVEではなくLIKE。
そんなことはもう、分かりきっている。
「ハイハイ」
「藍里さんは?」
「ダイスキダイスキーー」
「ハハッ。相変わらず感情が籠ってないですね」
──── そんなのお互い様でしょ。
「そんなのお互いっ……」
「僕はこんなにも愛しているのに」
ボソボソッと私の耳元で囁いた西嶋。
いつもと違うシチュエーションだからか、いつも以上にドキドキしてしまう。
「何やってんすか。お嬢と楓」
私は西嶋の御尊顔を鷲掴みして、床下に沈める勢いで押しながら、ちゃっかり水着も回収して立ち上がった。
「西嶋が転んで私も道連れにされたのよ。ほんっと迷惑な男よね~。ハハハ。で、雲野さん元気?」
雲野さんが私の後ろに視線をやって、“めんどくせぇー”みたいな顔をしながら頭を軽く下げた。
・・・・はぁぁ。今日も今日とて溺愛(?)というか、なんというか……。なんなんだろう、これは。
「よ~しよしぃ。可愛い可愛い~」
──── 妹や娘を通り越して“犬”になってない?私の扱い。
「大好きです。藍里さん」
西嶋の『大好き』はLOVEではなくLIKE。
そんなことはもう、分かりきっている。
「ハイハイ」
「藍里さんは?」
「ダイスキダイスキーー」
「ハハッ。相変わらず感情が籠ってないですね」
──── そんなのお互い様でしょ。
「そんなのお互いっ……」
「僕はこんなにも愛しているのに」
ボソボソッと私の耳元で囁いた西嶋。
いつもと違うシチュエーションだからか、いつも以上にドキドキしてしまう。
「何やってんすか。お嬢と楓」
私は西嶋の御尊顔を鷲掴みして、床下に沈める勢いで押しながら、ちゃっかり水着も回収して立ち上がった。
「西嶋が転んで私も道連れにされたのよ。ほんっと迷惑な男よね~。ハハハ。で、雲野さん元気?」
雲野さんが私の後ろに視線をやって、“めんどくせぇー”みたいな顔をしながら頭を軽く下げた。