朝日のように優しい君とニ度恋をして、愛を知る。
プロローグ
私に手を差し伸べてくれたあの日。
その日から私は朝日に向かって歩き始めていたのかもしれない。
それはきっとすべて君のおかげ。
前を向いて歩けたのは君の温かい手があったから。
辛くて立ち止まりそうになった時に、私を背負って君の足で歩いてくれたから。
渦に呑み込まれそうになっても、あなたの優しい声が聞こえたから。
君は私にとって憧れで、奇跡で、大好きだった。
だから、忘れない。
君が私と2度目の恋を始めてくれたことも。
君が私に愛を教えてくれたことも。
絶対に。
今度こそ、忘れない。