暗闇の星屑、夜明けの太陽 〜番外編〜
順調に就職が決まって
なんとか最近やっと慣れてきた



朝起きるのも最初は辛かった

朝の光と
これから頑張る感じが苦手だった



夜の仕事は
疲れて帰ってきた人達を迎える

オレはそっちの方が本当は好きなのかも



「ごめーん!
遅くなっちゃった」



「おつかれ!」



今日は仕事帰り、エミとデート



「帰り際、生徒の親から電話があってね…」



「大丈夫だったの?」



「うん、大丈夫
メイクも直して来る時間なかったよ」



乱れた髪を整えながらエミが言った



「大丈夫、可愛いから…」



「なに?
まだホストなの?」



「違うって!
このスーツ姿見てよ!」



「真面目に仕事してるんだね」



「ホストの時も真面目にしてたよ」



「最近は私
スーツが似合うサラリーマンがタイプかも」



「オレ、似合ってるかな?」



「んー…まだまだかな
セイはホストのスーツの方が
まだイメージ強いかも…」



「じゃあ、もっと頑張るよ」



「今日はセイのおごりなんだよね?
どこで飲む?」



「ホストクラブ以外でお願いします」



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