暗闇の星屑、夜明けの太陽 〜番外編〜
「ハルちゃん、服終わった」



「手際いいね」



「ハルちゃん服少ないんだもん」



「あんまり持ってないからね」



「一緒に選んであげようか?」



月島がオレにスマホの画面を見せた



「こんな感じは?」



「ちょっと、若すぎない?」



「そぉかな…?」



月島との年の差を感じる



27と18だもんな…

弟は年より若く見えるけど、オレは…



月島、まだ間に合うよ

お母さんに挨拶する前に
もう一度よく考えて



「ハルちゃん好きな色は?」



「んー…青」



「身長、体重は?」



「177…
体重は最近体重計のってない」



「誕生日は?」



「6月7日」



「好きな食べ物は?」



「誕生日とか好きな食べ物とか
服選ぶのに関係ないだろ」



「うん
ただ知りたいから…
好きな女性のタイプは?」



「好きになった人」



「あ、ちょっとズルい答え
じゃあ、今好きな人はいますか?」



「なんだよ、その質問」



「いいの、答えて」



「いるだろ」



「あ、ハルちゃん照れてる?」



「別に…」



「今好きな人はいますか?
好きな女性とは言ってないよ」



「普通、女性だと思うだろ
大人をからかうな」



「からかってないよ」



そう言った月島は
オレの前で顔を赤くしてた

自分で聞いて自分で照れてるのか



可愛い



帰りまでに月島の気が変わらないことを祈る



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