暗闇の星屑、夜明けの太陽 〜番外編〜
「ねー、ハルちゃん
昨日職場の人に私のことなんて言ったの?」



「彼女いるのか聞かれたから…」



「うん…」



「しつこいし…」



「うん…」



「いるって答えたら…」



「うん…」



「どんな人?
かわいいの?キレイなの?
何歳?
身長は?高い?低い?
容赦なく聞いてくるから…」



「うん…」



「写真見せた」



「え!?写真?」



「うん…」



「ハルちゃん私の写真なんてあるの?
一緒に撮ってないよ」



「うん…
植物園行った時
カフェで撮ったヤツ」



「え!アレ?」



ハイビスカスジュース飲んでて
カメラ目線でもないしビミョーな写真でしょ



「みんなかわいいって言ってたよ」



「かわいくないとか言えないでしょ」



ベッドの中でそんな会話をした



和む

癒やされる



ハルちゃんとキラは
本当に双子なのかな?

正反対のふたり



似てたから好きになったんじゃない



「ハルちゃん、好き♡」



「タイミングおかしい」



「何回も言うって言ったでしょ」



「そろそろパーティーしよっか?」



「あ、話そらした」



「何回も言ったらありがたみがなくなる」



「そんなことない
大好き♡」



「腕痺れたから起きて」



「んー…もぉちょっとこのままがいい」



「また寝るだろ」



「寝ないから…」



「あ、目閉じるな!」



「寝てないよ」



ーーー



正反対だから好きなんだ♡



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