彼女が服を着替えたら
そんなの‥‥‥
嬉しいに決まってる‥‥


毎週金曜日が待ち遠しくて、仕事が忙しくても
この場所に帰ってこられることが
私にとって一番の楽しみだったから


ハルの言葉に胸が一気に締め付けられる



「ハルは私と一緒にいてツラくない?」


グッと近づき、ハルの両頬を手で包み込むと
私に向けられた瞳がとても優しくなり
嬉しそうに笑った


『いつも一緒にいたい‥‥‥。
 もう他のヤツに触らせたくないくらい
 嫉妬してるって分かってる?』


「そんなの私もだよ‥‥」


二人で視線を交わした後
私達は甘いキスを交わした


深く深く交わる唇から侵入する舌は、
私の口内を確認するかのように動き、
甘い唾液が口の端からこぼれそうになる


「ンッ‥‥チュ‥‥ハル‥‥」


そのままキスを交わしながら
いとも簡単に私を持ち上げると、
首に必死にしがみつく私を逃さぬように
ハルのベッドにそっと下ろされた。
< 120 / 169 >

この作品をシェア

pagetop