彼女が服を着替えたら
『異動の件はまた決まり次第連絡する。』

『ああ、頼むな。』


「あ、あの!今日はお忙しい中
 ありがとうございました。」


『気にしないでいいよ?弟のことなら
 協力したいから。じゃ、
 甲斐田さんまたね。』




あっという間の本社訪問も終わって
その日はまたハルに包まれてゆっくり眠った


ハルの家族のことを知れた
素敵な日だったし、改めて私のことを
大切に思ってくれていることを知れた
1日だった。


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