彼女が服を着替えたら
引っ越しのため荷造りもしながら
時々は自分の家に帰りつつも
殆どをハルのマンションで過ごしている。


家具とかは社長が全部持ってっていいって
言ってくれたからハルのおうちのものは
殆ど全部持っていくことにして、私の家からは
あまり持って行かないことにした。


部屋も広めの3LDKで良さそうな物件が
見つかったので手続きを終えて
準備は色々進んでいる


ガチャ


『槙、悪いな。頼まれた仕事残ってて奈央のこと
 任せっきりで。』

『おう、気にすんな。』

『サンキュ。‥‥奈央楽しみにしてる』


ドクン


なんか最近のハルは益々色気が増している。
年齢も上がったのもあるけど、仕草や表情が
どんどん素敵で大人っぽくなっていく‥‥


ふとした仕草や表情ひとつひとつに、
慣れずに情けないくらい体が反応して
恥ずかしいくらいだ



「うん頑張るから夕飯楽しみにしてて。」


そばまで来たハルが私の頭を撫でると、
嬉しそうに笑って自分の部屋に行ってしまった


『‥奈央ちゃんだけじゃなく、臣もか‥』

「えっ?」


『ううん、じゃあ時間許す限りやろうか。』

「はい!よろしくお願いします。」
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