彼女が服を着替えたら
いつもはおつまみとか軽い食事メニューや
洋食中心が多かったけど、体のこと考えて
最近はヘルシーで栄養高いメニューを覚えることに
している。


ハルも槙さんも30代なのに、
スタイルかなりいいし、お酒飲む割に
無駄なお肉がついてない。



私はこのままだと確実に太る‥‥
今はまだ何も体型に関してはハルから
言われてないけど、そのうち‥‥


あーーやっぱり今のうちにちゃんと
しておかないとダメだよね。
ランニングとかしようかな‥‥


槙さんが私を見て笑っていることにさえ
気づかないまま、この日も沢山
レシピや、アイデアを教えてもらった。


ガチャ


『あれ、槙は帰ったのか?』


「うん、仕事の前に用事があるから
 早めに出るって。ハルはお仕事中だから
 よろしく伝えてって。」


首をコキコキ左右に揺らしながら、
うーんと伸びをしたハルを手招きし、
ソファに座らせると、上手ではないけれど
肩揉みをしてあげることにした。


首から肩にかけてのラインも、ほんと綺麗‥‥


あまり後ろからハルのこと見たことないかも
なんて思いながらも気持ちよさそうに
しているので、しばらくやってあげた。


『ありがと‥‥本当に肩凝ってたから嬉しい。』

「良かった、お役に立てて。ご飯食べる?」

『おっ、楽しみにしてた。』


上を向いて嬉しそうに笑うハルの頬を包んで
唇を軽く重ねると、下から見上げるハルが
口を開いて舌を覗かせた
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