彼女が服を着替えたら
「ハル意外の人のために着替えてもいいの?」


家に着き、ソファに座るハルの膝の上に
跨ると、腰に手を回されたまま大きな声で
笑われた。


『そんな人いるの?』


「い、いるかもしれないよ?そしたら
 今日よりも綺麗に磨いて見せに行くから。」


からかわれてるってわかるのに、
意地悪なことを言ってくるからムッとする


片手で顔を背けた私の顎を捉えると、
唇が軽く触れたあとまた笑った



『こんな顔、他で見せたらダメだからな?』


「‥‥うん‥見せない。」


ニヤリと笑った東井 晴臣に
もう一度深くキスを落とされると、
そのまましがみつき甘い痺れに溺れていく



私が綺麗に着替えるのはあなたのためだけ‥


END
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