彼女が服を着替えたら
『さてと、甲斐田さんはまだ時間大丈夫なら
 もう一杯一緒に飲まない?』


「じゃあ‥‥あと一杯だけいただきます。」


まだお料理も残ってるし18時過ぎだし、
時間は大丈夫だったので甘えることにした。



隣に座ってグラスにワインを注いでくれた
東井さんと軽く乾杯をして、お料理を
食べながらまた色々話した。


「美味しすぎて飲みすぎました。
 ちょっと暑くてぼーっとしちゃいますね。」


東井さんと話してると自然でいられるから
ついついあれから二杯も飲んでしまい、
頭がぼーっとしてしまっていたのだ


美味しい料理と美味しいお酒‥


そしてこんな素敵な空間で楽しければ
嫌でも気持ち良く酔ってしまう‥‥


『甲斐田さんあのさ‥そういえば友達のこと
 あれから考えてくれた?』


えっ?


あ‥‥そういえば、あの日東井さんに
友達にならないかって言われてたんだ。


仕事場ではあまり話す機会がないけど、
時々すれ違った時などは挨拶や
話はしたりしてたけど、
職場だと友達っていう気持ちには
やっぱりなれないから忘れてた。
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