彼女が服を着替えたら
『大丈夫?‥‥息ちゃんとして?』


肺が上下に激しく動いたまま
体に残された熱の余韻が冷めず
ぐったりしてしまう‥‥


意識‥飛ぶかと思った‥‥



「‥‥‥ハル」


『ん?体ツラい?』


「‥ううん‥‥‥気持ちいい‥し
 ハルとこうなれて‥嬉しい‥‥」


恥ずかしいけど、私のこと知ろうとしてくれた
ハルにちゃんと気持ちを伝えたかった。


沢山私のことを全身気持ちよくしてくれて、
ちゃんと大事にしてくれるのが分かる
優しい行為だったから。


『俺も‥‥やっと抱けた。』


お互い服も着ないまま抱き合って笑い、
もう一度深く唇を重ねてまた一緒に笑った


二人とも汗をかいたから一緒に
シャワーを済ませると、
途中だった映画をまた見てから
朝までぐっすり眠った。
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