彼女が服を着替えたら
「おかしくない‥かな?」


『なんで?可愛いよ。』


ニコっと笑うその顔に照れてしまうけど、
ハルが可愛いと思ってくれたならよしとしよう


この年齢って本当に服も何を着ていいか
分からないから、誰かに似合いそうなものを
選んでもらえるとありがたい


「ハ‥ハルも‥‥‥カッコいいね。」


本当はスーツが一番好きだけど、
サングラスしてカジュアルな服装でも
スタイルがいいから似合ってる



背も高くてスタイルがいいと、
基本的になんでも似合うけど、
休みの日におろしてる髪型は特別好きだ‥



照れくさそうにするハルと一緒に笑い合う。
こんな些細なことが楽しくてしょうがない



年齢はともかく、
まともな恋愛経験がないから、
清香からしたら学生の恋愛みたいだって
言われちゃうけどそれでいいんだ‥‥


途中休憩もしながら、
昼過ぎにグランピング施設に到着し、
事前に送られてきていた暗証番号を
指定された場所の入り口で入力すると
自動でドアが開いた


「なんかすごい時代だね‥‥
 無人で泊まれるなんて。」


初めての人と接するのとか
いまだに苦手なところがあるから
こういうプライベートで非接触な形が
これからはどんどん増えるとありがたい
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