振り向けば、キス。
「たっ確かにそうかも知れないっスけど、天野先輩だって、雨宮さんがそんな無実の罪に陥れられてたら、嫌でしょ!?そんな簡単に割り切れられるんスか!?」
「……まぁ、そんなこといわれてもなぁ。そもそも自分、氷沙ちゃうし。
と言うよりかは、やで。お前な、もし俺が調べたとして、心霊現象のせいで自分が操られてたとしようや。
そんで、どないすんねん?
警察にでも、そう言いにいくんか?自分は幽霊に操られてました、だから無罪放免です、って。そんなん信用されるわけないやろ」
天野楓は、自分が興味を持っている対象以外に関しては、とことん冷たいらしい。
バイトの噂と同じくして、友人から聞かされたその話を思い出して、高原はなんだか力が抜けてしまった。
「……まぁ、そんなこといわれてもなぁ。そもそも自分、氷沙ちゃうし。
と言うよりかは、やで。お前な、もし俺が調べたとして、心霊現象のせいで自分が操られてたとしようや。
そんで、どないすんねん?
警察にでも、そう言いにいくんか?自分は幽霊に操られてました、だから無罪放免です、って。そんなん信用されるわけないやろ」
天野楓は、自分が興味を持っている対象以外に関しては、とことん冷たいらしい。
バイトの噂と同じくして、友人から聞かされたその話を思い出して、高原はなんだか力が抜けてしまった。