振り向けば、キス。




****

大地が揺れる。

大気がつまる。



「……………なんやねん、これは……」


桜に出来たのは、唯楓の防御率を上げる為に、結界を持続させているだけに過ぎなかった。

あり得ない力と力の衝突に、重力に負けて膝を着きそうになるのを堪えるのが精一杯だ。

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