【改定版】豚小屋

【最終回】

時は、深夜11時過ぎであった。

ところ変わって、新海池公園にて…

沈痛な表情を浮かべているなおみは、ベンチに座って考え事をしていた。

この時であった。

なおみの前に8人のやくざの男たちがやって来た。

「イヤ!!離して!!離して!!」

なおみは、8人のやくざの男たちによって無理やり引きずり出されたあと車に乗せられた。

(ブロロロロ…)

その後、車は現場から走り去った。

それから30分後であった。

この時、恐ろしい覆面をかぶった男たち10人が家に押しかけた。

「イヤ!!離して!!離して!!」

男たち10人は、りつよを家から無理やり引っ張り出したあと車に乗せた。

(ブロロロロロロ…)

その後、車は現場から走り去った。

りつよ母娘は、瀬戸市にある無人の豚小屋に連れて行かれた。

りつよ母娘がさおりの遺体を解体していた例の事件現場だった。

ところ変わって、豚小屋の中にて…

りつよは、豚小屋の中で竹宮と再会した。

竹宮は、サロメチール(水虫薬)で足にできた水虫を塗りながら、話をした。

「りつよさん…あんたはなんでここに連れて来られたのか…分かってへんみたいだね…」
「なんでアタシをここへ連れてきたのよ!?なおみはどこにいるのよ!?」
「しらねーよ…それよりもあんた…オレはあんたのことで思い切りブチ切れているのだよ!!」
「なによ!!アタシにどんな落ち度があると言うのよ!?」
「落ち度があるからここに来たのだろ…オレはあんたが幼稚園の先生をしていた時…あんたから暴行を受けたもと園児なんだよ…」
「なんですって!!」
「今頃になって気づいたか…オレだけじゃない…他にもあんたの暴力が原因で被害を受けた園児たちがたくさんいた…その数…3000人以上いるじゃないかぇ!!ああ!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィ…」
「その中で、淵埼《ふちざき》にはより強烈な暴行を加えていたじゃないか…なんで淵埼《ふちざき》にどぎつい暴力をふるった!?…もっとも気に入らない園児だからふるったのか!?どうなんだ!?」
「やめて!!それ以上ほじくらないで!!」

竹宮は、サロメチールの容器を地面にたたきつけたあと怒った声で言うた。

「なんやコラ!!それ以上ほじくるなだと!!あんたは気持ちがむしゃくしゃしていたら気に入らない園児に暴力をふるった…気に入らない園児を教会の懺悔室《くらいへや》に閉じ込めた末に放置して帰るなど…ギャクタイを加えていたじゃないかぇ!!…テメエのせいで、死亡した園児の数が1000人以上であることも聞いたぞ!!」
「やめて!!」
「ふざけるなクソババア!!まあええわ…あんたはこの豚小屋の中で悲惨な最期を迎えるのだ…ここでさおりの遺体をバラバラにして汚水槽にすてた分もふくめて…オトシマエをつけてもらうぞ!!」

その直後であった。

りつよの周囲に、恐ろしい覆面をかぶった男たち10人が現れた。

りつよは、恐ろしい覆面をかぶった男たち10人に倒された後、集団で犯された。

「イヤ!!やめて!!イヤ!!」

(ビリビリビリビリ!!ブチッ!!)

りつよは、刃渡りのするどいナイフで衣服をズタズタに斬《き》り裂かれたあとブラジャーを斬《き》られた。

その後、男たちから強烈な力で犯されてボロボロに傷ついた。

それから9時間後であった。

「おかーさん…おかーさん…」

この時、身体と髪の毛がドロドロに汚れた姿のなおみがふらついた足取りで豚小屋の中を歩いていた。

ほほは、あおむらさきいろにはれていた…

衣服がズタズタに破られた…

下に着ていたスカートとショーツを奪われた…

ブラジャーをちぎられた…

心身共にボロボロに傷ついたなおみは、弱々しい声でりつよを呼んだ。

「おかーさん…おかーさん…ああ!!」

なおみは、ボロボロに傷ついて倒れていたりつよを見て思わずゼックした。

「おかーさん…おかーさん!!おかーさん!!」

なおみは必死になってりつよを呼んだが、身体が冷たくなっていた。

「おかーさん!!おかーさん!!おかーさん!!イヤァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァ!!」

なおみは、強烈な泣き声をあげた。

それから60分後であった。

(ドボーン!!ブクブクブクブクブクブクブクブク…)

なおみは、汚水槽に転落したあと沈んだ。

物語は、サイアクの結末で幕を閉じた。

【終幕】
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