強面社長は幼馴染のつよつよ教師を一途に溺愛する
熊男からのプロポーズ
　この部屋、見れば見るほどすごい。
　なかなかバスルームから出てこない謙吾を置いて、私は部屋の見学をすることにした。
　廊下の突き当たりにあったこの部屋は、まず最初のドアを開けるとまた廊下が続き、さらに扉があった。二重扉のスイートルームなんて初めての経験だ。いや、そもそもスイート自体が初めてなんだけど。
　入ってすぐ左側にダブルサイズのベッドが置かれている部屋がある。その奥にはバスルームが一つ。そこに現在謙吾が籠っている。
　廊下をさらに奥へ進むと、広大なリビングダイニングがあり、左奥に大きな扉がある。
　そこがメインのベッドルームで、キングサイズのゴージャスなベッドが部屋の中央に置かれている。
　さらに奥には左にウォークインクローゼットが。右にはジェットバス付の広いバスルームがあり、窓には都会の夜景が広がっていた。
　私が使わせてもらったのがこの広いバスルームだ。お風呂の湯もちゃんと張られていたので少しだけ入らせてもらったが、最高の気分だった。
< 49 / 73 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop