青春フォトグラフ
目標が決まった私は、勉強に力を入れ始めた。

勉強漬の生活を送っているうちに、いつのまにか夏になっていた。

その日は、図書室で勉強をしていた。

「ずいぶん頑張っているみたいだね」

月島先生に声をかけられた。

「最近全然話せてなかったと思って」

確かに家で勉強することが多かったので、最近は、部活にも図書室にも顔を出せていなかった。

「勉強で忙しくて…」

「やりたいことが見つかってよかったよ。勉強、頑張ってね」

「あの、先生」
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