青春フォトグラフ

エピローグ

あれから、2年が過ぎた。

私は大学2年生になっていた。

あのあと、先生とは連絡先を交換した。

『岡本さんが、二十歳の誕生日がきたら、また会おう』

あれ以来、メールや電話でやりとりはしているものの、会ってはくれなかった。

だから昨日のメールで、『明日、会えないかな?』とメールが届いた時は驚いた。

待ち合わせ場所はあの公園だ。

「岡本さん」

聞き慣れた声が聞こえた。

「久しぶり。2年ぶりだね」
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