青春フォトグラフ
そう呟いて、教室を出た。

廊下に出ると部活に向かうであろう生徒が友達と一緒に歩いている。

私は邪魔にならないように、なるべく端っこを歩いた。 
7月に入ったばかりとはいえ、真夏日並みの暑さだった。

どこかで少し涼んでから帰ろうと考えていた時、
近くで大きな音がした。

図書室が目に入った。

ここからだろうか?

恐る恐るドアを開けて、中に入る。

中はエアコンがきいていて、ひんやりしていた。
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