青春フォトグラフ
小学生の頃は、よく包丁で手を切ったり、やけどをしながら使っていたが、最近はかなり少なくなってきている。

「茜も、料理上手くなったよね」

「当たり前でしょ。お姉ちゃんに散々練習させられたんだから」

「そうだったね」

夕食を食べて部屋に戻って、スマホを見ると杉原先輩からメッセージが届いていた。

『明後日の合宿だけど、荷物は少なくて大丈夫だよ。
ほとんど、向こうで用意きてくれてるみたいだから。
一緒に行けるの楽しみにしてるね!』

泊まる場所は、月島先生の知り合いの別荘を貸してもらえることになったので、そこで寝泊まりするらしい。

私も合宿が楽しみになってきた。
< 60 / 152 >

この作品をシェア

pagetop