青春フォトグラフ
おばあちゃんの家は、ここより少し遠くにあるはずだ。

しばらく雨宿りをしていたら、高校生くらいのお兄さんに家まで送ってもらったことを思い出した。

この神社に私は前にきていたのだろうか。

「そろそろ、次の場所に行こう」

次の場所に移動するため、私たちは神社を後にした。

次にやってきたのは、小さな雑貨屋だった。

手作りの雑貨が置いてあり、海で取れた貝殻や山で拾ってきた木の枝や綺麗な石などを使って、アクセサリーや
ブローチなどが売られていた。

茜に何か買って行こうかな。

「志穂ちゃん、何か買うの?」

杉原先輩が私の隣にやってきた。
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