私の彼氏は配信者!
パームさんからまた、嫌がらせのDMが届くようになった。
彼女のお家芸なのか、仁の時とあまり変わらない内容ばかりで苦笑する。
傷つく事はなかったけれども、ひたすら面倒だなとしか思えなかった。
それだけなら、まだ何かするつもりはなかったのだけれど。
それ(DM)に伴い、SNSでの誹謗中傷も出始めていた。
SNSは遥翔も登録していたので、いち早く気づいて知らせてくれたんだよね。
私はエゴサとかあまりしないんで、フォロワーさん達が親切で教えてくれるまで気づかない事が多いのよ。
そこからパームさんからDMが届いている事も、遅ればせながら遥翔に報告したよ。
「……最初に届いた時点で、教えてほしかったな」
「そこはゴメンね。『またやってるよ、この人』ってぐらいの認識しかなかったのよね。ダメージも受けていなかったから、面倒臭さが勝ったわ」
「…嘘じゃないみたいだね。確かに、幼稚な内容だからダメージ受けなかったのかもしれないねぇ。仁科の時と変わってないんじゃない?」
「あまり変わってないよ。彼女のお家芸みたいねぇ………プレ化してないかな? 彼女の中で」
比較用に前回のDM印刷しているのを、遥翔に渡して見比べてもらう。
途端に呆れだした遥翔。
おそらく対象が違うだけで、内容は変わり映えしてない事に呆れたんだろうな。
私も呆れたからね。
「SNSとこのDMの関連性はまだ繋がっていないけれど、タイミングがほぼ同時期なんだよねぇ……」
「アカウントもバラバラだから、現時点では何とも…だね」
でもまぁ、タイミング的に関係はあるかもしれない。
もう暫く様子見して、DMもSNSもそのまま証拠として保管する事になった。
SNSの方は遥翔がしかるべきところに依頼するらしいので、私は基本『ソレ』にはノータッチでいるようにとの事。
フォロワーさん達にも、何もこの件は言われてもノーコメントで返しててほしいとの事。
誰が関わっているかが不明だからね。
DMやらSNSやら、放置を決め込んで数週間。
事態が動きました。
「結論から言うとね。一連の件はやっぱりパームさんが犯人だったよ」
「ですよねぇ。予想通りと言うか、何と言うか…でも、どうやって調べたの?」
「社長の伝手で。それ以上は、秘密。社長にもストップかけられているからね」
「企業秘密ってヤツ? なら仕方ないね。で、どうするの?」
なんかもうすでに遥翔の中で、どうするのか決まってる感じがする。
やりすぎないのであれば、ソレで構わないとは思うけど。
一応の確認をしておかないと、ちょっと不安になる。
「その辺は社長と話して、ある程度は決まってるんだ。うちの事務所も絡むところがあったからね」
「あー……。事務所と言うか、アル教授がらみ…だよねぇ」
パームさん。
私がDMを遥翔にダイレクトパスしているのも知らずに、色々言いたい放題送ってくれていたのよ。
知らないのは当然だけどねぇ。
その中に、ポロっとアル教授についても、悪く言っている事があったのよねぇ。
レヴィ関連のモノでも事務所的にもアウトな書き込みもあったようなので、アルルカン教授所属の事務所も動いたらしいのよ。
「薄々感じていた事だけどさ。パームさんって、結構考えなしの感情的な人なのでは?」
「そうだね。だからこそやりやすかったりもしたけれど……社会経験少ないからねぇ」
「狭い価値観の中で生きてれば、しょうがないんだけども……」
それにしたって、限度というものがある。
なので、今回はしっかりと反省していただく事になったのよね。
遥翔に呼ばれた場所日向かうと、彼の事務所にある会議室に案内されました。
そこには遥翔と仁とパームさん、あとはこの事務所のお偉いさんがいらっしゃいました。
彼女のお家芸なのか、仁の時とあまり変わらない内容ばかりで苦笑する。
傷つく事はなかったけれども、ひたすら面倒だなとしか思えなかった。
それだけなら、まだ何かするつもりはなかったのだけれど。
それ(DM)に伴い、SNSでの誹謗中傷も出始めていた。
SNSは遥翔も登録していたので、いち早く気づいて知らせてくれたんだよね。
私はエゴサとかあまりしないんで、フォロワーさん達が親切で教えてくれるまで気づかない事が多いのよ。
そこからパームさんからDMが届いている事も、遅ればせながら遥翔に報告したよ。
「……最初に届いた時点で、教えてほしかったな」
「そこはゴメンね。『またやってるよ、この人』ってぐらいの認識しかなかったのよね。ダメージも受けていなかったから、面倒臭さが勝ったわ」
「…嘘じゃないみたいだね。確かに、幼稚な内容だからダメージ受けなかったのかもしれないねぇ。仁科の時と変わってないんじゃない?」
「あまり変わってないよ。彼女のお家芸みたいねぇ………プレ化してないかな? 彼女の中で」
比較用に前回のDM印刷しているのを、遥翔に渡して見比べてもらう。
途端に呆れだした遥翔。
おそらく対象が違うだけで、内容は変わり映えしてない事に呆れたんだろうな。
私も呆れたからね。
「SNSとこのDMの関連性はまだ繋がっていないけれど、タイミングがほぼ同時期なんだよねぇ……」
「アカウントもバラバラだから、現時点では何とも…だね」
でもまぁ、タイミング的に関係はあるかもしれない。
もう暫く様子見して、DMもSNSもそのまま証拠として保管する事になった。
SNSの方は遥翔がしかるべきところに依頼するらしいので、私は基本『ソレ』にはノータッチでいるようにとの事。
フォロワーさん達にも、何もこの件は言われてもノーコメントで返しててほしいとの事。
誰が関わっているかが不明だからね。
DMやらSNSやら、放置を決め込んで数週間。
事態が動きました。
「結論から言うとね。一連の件はやっぱりパームさんが犯人だったよ」
「ですよねぇ。予想通りと言うか、何と言うか…でも、どうやって調べたの?」
「社長の伝手で。それ以上は、秘密。社長にもストップかけられているからね」
「企業秘密ってヤツ? なら仕方ないね。で、どうするの?」
なんかもうすでに遥翔の中で、どうするのか決まってる感じがする。
やりすぎないのであれば、ソレで構わないとは思うけど。
一応の確認をしておかないと、ちょっと不安になる。
「その辺は社長と話して、ある程度は決まってるんだ。うちの事務所も絡むところがあったからね」
「あー……。事務所と言うか、アル教授がらみ…だよねぇ」
パームさん。
私がDMを遥翔にダイレクトパスしているのも知らずに、色々言いたい放題送ってくれていたのよ。
知らないのは当然だけどねぇ。
その中に、ポロっとアル教授についても、悪く言っている事があったのよねぇ。
レヴィ関連のモノでも事務所的にもアウトな書き込みもあったようなので、アルルカン教授所属の事務所も動いたらしいのよ。
「薄々感じていた事だけどさ。パームさんって、結構考えなしの感情的な人なのでは?」
「そうだね。だからこそやりやすかったりもしたけれど……社会経験少ないからねぇ」
「狭い価値観の中で生きてれば、しょうがないんだけども……」
それにしたって、限度というものがある。
なので、今回はしっかりと反省していただく事になったのよね。
遥翔に呼ばれた場所日向かうと、彼の事務所にある会議室に案内されました。
そこには遥翔と仁とパームさん、あとはこの事務所のお偉いさんがいらっしゃいました。