お嬢様は“いけないコト”がしたい
そして定時後、幸治君と住む部屋の最寄り駅をスーパーの袋を片手に降りた。
このオフィス街からマンションまでの道で食材が買えるお店はお高くてお洒落な所しかないので、帰りの電車の途中で1度降りて“普通”のスーパーで買い物をした。
「私が作るご飯、幸治君の口に合ってるのかな・・・。」
土曜日も日曜日も私がご飯を作った。
当たり前のように花嫁修業をしていたし、私は料理教室で作るような料理やスイーツを一通り作れる。
でも・・・
「私、お嬢様だからな・・・。」
なんでか不安になりながら、幸治君と一緒に住むマンションの鍵を鞄から取り出した。
お母さんと2人で暮らしていた家の鍵、お父さんとお母さんとお兄ちゃんと4人で暮らしていた家の鍵、その2本の鍵が入ったキーケースの中に幸治君と住むこの部屋の鍵が加わった。
自然と笑顔になりながら、その鍵で扉を開けた。
そしたら・・・
そしたら、玄関に小さめのスニーカーが1足置かれていた。
今朝私が最後に玄関を出た時にはなかったスニーカー。
どう見ても幸治君の物ではないスニーカーには首を傾げ、玄関から見えるリビングの扉から明かりが漏れているのを確認し、リビングへと歩く。
スマホを鞄から取り出し、ドキドキとしてきた胸を押さえながら、恐る恐るリビングの扉を開けた。
そしたら、いた。
女の子がいた。
私よりもずっと若い女の子。
可愛らしい顔をした女の子がリビングのソファーに座っていた。
“普通”に座っていたのではない。
その女の子は・・・
その女の子は・・・
下着のパンツだけを身につけほぼ裸で座っていた。
それには驚くしかなくて、そしてどうしたら良いのかも分からなくて、思わず一歩後退った。
そしたら・・・
カサ───────....と、私が持っていたビニール袋の音が響き・・・
その女の子がパッとこっちを見てきた。
このオフィス街からマンションまでの道で食材が買えるお店はお高くてお洒落な所しかないので、帰りの電車の途中で1度降りて“普通”のスーパーで買い物をした。
「私が作るご飯、幸治君の口に合ってるのかな・・・。」
土曜日も日曜日も私がご飯を作った。
当たり前のように花嫁修業をしていたし、私は料理教室で作るような料理やスイーツを一通り作れる。
でも・・・
「私、お嬢様だからな・・・。」
なんでか不安になりながら、幸治君と一緒に住むマンションの鍵を鞄から取り出した。
お母さんと2人で暮らしていた家の鍵、お父さんとお母さんとお兄ちゃんと4人で暮らしていた家の鍵、その2本の鍵が入ったキーケースの中に幸治君と住むこの部屋の鍵が加わった。
自然と笑顔になりながら、その鍵で扉を開けた。
そしたら・・・
そしたら、玄関に小さめのスニーカーが1足置かれていた。
今朝私が最後に玄関を出た時にはなかったスニーカー。
どう見ても幸治君の物ではないスニーカーには首を傾げ、玄関から見えるリビングの扉から明かりが漏れているのを確認し、リビングへと歩く。
スマホを鞄から取り出し、ドキドキとしてきた胸を押さえながら、恐る恐るリビングの扉を開けた。
そしたら、いた。
女の子がいた。
私よりもずっと若い女の子。
可愛らしい顔をした女の子がリビングのソファーに座っていた。
“普通”に座っていたのではない。
その女の子は・・・
その女の子は・・・
下着のパンツだけを身につけほぼ裸で座っていた。
それには驚くしかなくて、そしてどうしたら良いのかも分からなくて、思わず一歩後退った。
そしたら・・・
カサ───────....と、私が持っていたビニール袋の音が響き・・・
その女の子がパッとこっちを見てきた。