お嬢様は“いけないコト”がしたい
「ヤッッバ・・・・・っ!!!」
私のスカートを脱がした後、幸治君が私の姿を数秒間見詰めた後にそう叫んできた。
それには思わず笑ってしまい、私は残されているストッキングに両手を掛ける。
「ストッキングが残されてるのは変だから・・・。
だからヤバい姿なんじゃない?」
「いや、これはこれでエロくてヤバい。」
そんなことを言って、ストッキングを脱ごうとしている私の両手を止めてきた。
下着とストッキング姿になったことで、下着姿よりも変な姿のように感じる。
下着姿よりも“いけない姿”のような気がする。
「夏でもストッキングを履いてないといけないとか、女の人も大変ですね。」
「夏は履いてない人も多いだろうけどね、サンダルを履いてたり、あとは膝下だけのストッキングだったり。
私は素足を出したらいけなかったから・・・。」
暑いのに、仕事でもないのに、夏用のストッキングとはいえちゃんとストッキングを履いていた私。
部屋の中なのに当たり前のようにそんな姿でいた私は本当に生粋のお嬢様なのだと思う。
「幸治君も夏なのにジャケットもネクタイもしてて大変そうだよ?」
「普段はしてませんよ。
アポの時だけ身に付けていて、職場はすぐそこなので行き帰りは着ているだけで。
それに・・・」
幸治君は私の姿を興奮した顔のまま見下ろし続け、私の頬を右手で包んできた。
「このスーツ、煩くて面倒でヤバい人のお下がりなので、これを着ていると少しは自信を持てますね。
あの人、ヤバい奴なんですけど凄い人でもあるので。」
そう言って・・・
私の頬を親指で優しく撫でた。
「スッピンですよね?」
「うん、ごめんね・・・?
家にいる間は肌を休ませたくて。」
「それ、なに謝罪ですか?
スッピンまで綺麗とか凄いですね。」
「それは嘘。
もう31歳のスッピンなんて綺麗なわけないもん。」
「・・・6年前の羽鳥さんじゃなくて本当に良かったです。
僕には刺激が強すぎて、僕では対応出来かねていたはずなので。」
「言い方・・・っ」
仕事中みたいな言い方になっていて、それには笑ってしまった。
でも幸治君は何も笑っていなくて。
私の顔にゆっくりと顔を下ろしてきた。
自然と幸治君の背中に両手を回し少し強めに抱き締める。
お互いに目蓋を少しだけ下ろしながら見詰め合い・・・
そして・・・
幸治君の唇が私の唇に・・・
私の唇に重なることは、やっぱりなくて・・・。
私の唇の横に少しだけ触れた。
私のスカートを脱がした後、幸治君が私の姿を数秒間見詰めた後にそう叫んできた。
それには思わず笑ってしまい、私は残されているストッキングに両手を掛ける。
「ストッキングが残されてるのは変だから・・・。
だからヤバい姿なんじゃない?」
「いや、これはこれでエロくてヤバい。」
そんなことを言って、ストッキングを脱ごうとしている私の両手を止めてきた。
下着とストッキング姿になったことで、下着姿よりも変な姿のように感じる。
下着姿よりも“いけない姿”のような気がする。
「夏でもストッキングを履いてないといけないとか、女の人も大変ですね。」
「夏は履いてない人も多いだろうけどね、サンダルを履いてたり、あとは膝下だけのストッキングだったり。
私は素足を出したらいけなかったから・・・。」
暑いのに、仕事でもないのに、夏用のストッキングとはいえちゃんとストッキングを履いていた私。
部屋の中なのに当たり前のようにそんな姿でいた私は本当に生粋のお嬢様なのだと思う。
「幸治君も夏なのにジャケットもネクタイもしてて大変そうだよ?」
「普段はしてませんよ。
アポの時だけ身に付けていて、職場はすぐそこなので行き帰りは着ているだけで。
それに・・・」
幸治君は私の姿を興奮した顔のまま見下ろし続け、私の頬を右手で包んできた。
「このスーツ、煩くて面倒でヤバい人のお下がりなので、これを着ていると少しは自信を持てますね。
あの人、ヤバい奴なんですけど凄い人でもあるので。」
そう言って・・・
私の頬を親指で優しく撫でた。
「スッピンですよね?」
「うん、ごめんね・・・?
家にいる間は肌を休ませたくて。」
「それ、なに謝罪ですか?
スッピンまで綺麗とか凄いですね。」
「それは嘘。
もう31歳のスッピンなんて綺麗なわけないもん。」
「・・・6年前の羽鳥さんじゃなくて本当に良かったです。
僕には刺激が強すぎて、僕では対応出来かねていたはずなので。」
「言い方・・・っ」
仕事中みたいな言い方になっていて、それには笑ってしまった。
でも幸治君は何も笑っていなくて。
私の顔にゆっくりと顔を下ろしてきた。
自然と幸治君の背中に両手を回し少し強めに抱き締める。
お互いに目蓋を少しだけ下ろしながら見詰め合い・・・
そして・・・
幸治君の唇が私の唇に・・・
私の唇に重なることは、やっぱりなくて・・・。
私の唇の横に少しだけ触れた。