仲里鈴音は死んでない✽.。.:*・゚
「んー、いないかな。私、学校で仲良くなった男の子はいたんだけど、その子にAちゃんの話ばっかりしてたもん」
ないよね、と思った。
話してるお姉ちゃんは、あははと笑ってる。
「ちょっと、なにしてるの、恥ずかしいんだけど」
その話初めて聞いたけど、恥ずかしくて仕方がない。
シスコンだって思われるやつじゃん、それ。
「それでさ、Aちゃんって、勉強ばっかりしててどっか行きたいとか思ったことないの?」
突然、話題を変えられて、ちょっと考える。
行きたい場所?
「ないよ」
考えてみたけど、最近は外に出るのも嫌だったから、思いつかなかった。
ぶっきらぼうに答えてしまうのは、その所為。
「じゃあ、デートしよ」
「へ?」
うつむき気味の私の耳に聞き慣れない言葉が入ってきて、ぱっと顔を上げる。
いま、お姉ちゃん、デートって言った?
「好きが分からないなら、デートしよう。というか、いろんなところ行こ? 私たち付き合ってるんだし」
聞き間違いじゃない、嬉しそうにデートって言ってる。
「え? え?」
たしかに付き合ったけど、全然そんなの心の準備出来てないって。
ないよね、と思った。
話してるお姉ちゃんは、あははと笑ってる。
「ちょっと、なにしてるの、恥ずかしいんだけど」
その話初めて聞いたけど、恥ずかしくて仕方がない。
シスコンだって思われるやつじゃん、それ。
「それでさ、Aちゃんって、勉強ばっかりしててどっか行きたいとか思ったことないの?」
突然、話題を変えられて、ちょっと考える。
行きたい場所?
「ないよ」
考えてみたけど、最近は外に出るのも嫌だったから、思いつかなかった。
ぶっきらぼうに答えてしまうのは、その所為。
「じゃあ、デートしよ」
「へ?」
うつむき気味の私の耳に聞き慣れない言葉が入ってきて、ぱっと顔を上げる。
いま、お姉ちゃん、デートって言った?
「好きが分からないなら、デートしよう。というか、いろんなところ行こ? 私たち付き合ってるんだし」
聞き間違いじゃない、嬉しそうにデートって言ってる。
「え? え?」
たしかに付き合ったけど、全然そんなの心の準備出来てないって。