仲里鈴音は死んでない✽.。.:*・゚
「颯馬くん。いま、知ってる人と話してたけど、大丈夫なの?」
「え?」
私が尋ねると颯馬くんは驚いたような顔をしていた。
八百屋には私たちが小さい頃、よくお母さんと行っていたから、お姉ちゃんもよく知ってるはず。もしかして、忘れちゃった?
「知ってる人と話したら消えてしまうって」
心配になって聞いてみるけど
「あー、ほら、こっちが忘れてるからじゃないかな」
颯馬くんは、分からない、みたいに答えた。
――ねえ、消えはじめてる?
「え?」
私が尋ねると颯馬くんは驚いたような顔をしていた。
八百屋には私たちが小さい頃、よくお母さんと行っていたから、お姉ちゃんもよく知ってるはず。もしかして、忘れちゃった?
「知ってる人と話したら消えてしまうって」
心配になって聞いてみるけど
「あー、ほら、こっちが忘れてるからじゃないかな」
颯馬くんは、分からない、みたいに答えた。
――ねえ、消えはじめてる?