仲里鈴音は死んでない✽.。.:*・゚
仲里鈴音は死んでない✽.。.:*・゚
ある平日の夕方、家のインターホンが鳴った。
「はい、どちらさまですか?」
お母さんが出て、私も後ろから様子を伺う。
また、お母さんのお友達かと思ったけど、明らかに雰囲気が違った。
なんだか、空気が重苦しい。
「突然、失礼します、私、こういった者ですが」
カメラに映る警察手帳。
警察官の制服。
すぐにお姉ちゃんのことだと分かった。
あれから何ヶ月も経ってるけど、きっと新しい情報が入ったんだ。
「いま行きます」
お母さんが玄関に向かう。
私は怖くて、リビングに残った。
でも、扉は開いてて、話は聞こえる。
「失礼します」
玄関の扉が開く音の次におまわりさんの声が聞こえてきた。
しんと静まった空間に声だけが響く。
「娘さんのことなんですが、自殺ではありませんでした」
ずしんと心に来る言葉だった。
「え……」
思わず、自分の口から声が漏れる。
お姉ちゃんが自殺じゃなかったって?
「はい、どちらさまですか?」
お母さんが出て、私も後ろから様子を伺う。
また、お母さんのお友達かと思ったけど、明らかに雰囲気が違った。
なんだか、空気が重苦しい。
「突然、失礼します、私、こういった者ですが」
カメラに映る警察手帳。
警察官の制服。
すぐにお姉ちゃんのことだと分かった。
あれから何ヶ月も経ってるけど、きっと新しい情報が入ったんだ。
「いま行きます」
お母さんが玄関に向かう。
私は怖くて、リビングに残った。
でも、扉は開いてて、話は聞こえる。
「失礼します」
玄関の扉が開く音の次におまわりさんの声が聞こえてきた。
しんと静まった空間に声だけが響く。
「娘さんのことなんですが、自殺ではありませんでした」
ずしんと心に来る言葉だった。
「え……」
思わず、自分の口から声が漏れる。
お姉ちゃんが自殺じゃなかったって?