君しか考えられないーエリート御曹司は傷物の令嬢にあふれる愛を隠さないー
あずきも一緒に連れて行けたらいいけれど……と考えて、だめだと首を振る。
晴臣さんには、ただでさえつくしを預けている。そこへさらに、この子も一緒にと言えるわけがない。
「どうしたらいいんだろう」
私が勝手にあずきの貰い手を探したら、激怒されるだろうか。
食べ終わったあずきは、不安などなにもないとでもいうように私に向かってジャンプを繰り返している。ゲージの隙間から指を入れてかまいながら、ため息をひとついた。
モヤモヤとした気持ちを抱えたまま、寝支度を整える。
ベッドに入る間際になって、晴臣さんからメッセージが送られて来た。
【今日は付き合ってくれてありがとう。いつでも、猫たちに会いに来てやってほしい】
社交辞令ではなくて、彼は本心からそう言ってくれているのだろう。
私からは、二匹に会わせてもらえた感謝を伝えた。
晴臣さんには、ただでさえつくしを預けている。そこへさらに、この子も一緒にと言えるわけがない。
「どうしたらいいんだろう」
私が勝手にあずきの貰い手を探したら、激怒されるだろうか。
食べ終わったあずきは、不安などなにもないとでもいうように私に向かってジャンプを繰り返している。ゲージの隙間から指を入れてかまいながら、ため息をひとついた。
モヤモヤとした気持ちを抱えたまま、寝支度を整える。
ベッドに入る間際になって、晴臣さんからメッセージが送られて来た。
【今日は付き合ってくれてありがとう。いつでも、猫たちに会いに来てやってほしい】
社交辞令ではなくて、彼は本心からそう言ってくれているのだろう。
私からは、二匹に会わせてもらえた感謝を伝えた。