溺愛トライアングル!


気を許した友達だからこその会話。

和やかな会話の中で、私は少し焦っていた。

この時間帯になら、祐月はもう来て、話に参加していそうなのに…。

今日は休みなのかな…?

私はキョロキョロと教室を見て、時計を見る。

と、朝学習の時間に分針がかかりそうになっていた。





 「あ、そろそろ朝学習の時間じゃない?」

「マジだ!ありがと、生徒会!」

「全然!時間には気をつけてね!」




みんな、私がなにかする度に「さすが生徒会!」って褒めてくれるけど、そんなことはない。

だって、生徒会だから、そうじゃないからなんて言い訳、私は使いたくないから。

褒められるのは嬉しいけどね!


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