溺愛トライアングル!
そう決めて、私は祐月の頭をちょんちょんとつついた。
「祐月」
「どうした?」
「ちょっと私の前来て!」
祐月は私に巻き付けていた腕をほどいて、私の前に立つ。
「…祐月、身長何センチ?」
「ひゃくななじゅう…5とか6とか」
ひゃ、176cm…!
私が142cmだから、身長差30cmくらい…⁉
「昔は私のほうが大きかったのに…」
そう絶望する私に、祐月は
「残念だったな、おチビさん」
「チビじゃないもん!」
背の順は、ちょっと前に行ってるけど…まだ、成長期だもん!