溺愛トライアングル！
告白をしよう

告白は冗談？

お昼休み。

生徒会の仕事をしに生徒会室に行って、早めに終わったから教室に戻る。


疲れた、と思って机に突っ伏して、廊下を眺める。

ドアの近くで、祐月と流空が何かを話している。


二人は親友同士だから、こうして仲良く話しているのに違和感はないけど…祐月の表情が、どこか戸惑っているように見えて、身体を起こす。

流空の表情と、祐月の表情。

なにかの落差が、とても強く出ていた。


…私が気にすることじゃないよね。人の問題に立ち入りすぎるのも良くないし…。

もう一度突っ伏して、目を瞑ろうとすると、背中に重みを感じた。

…仕方なく目を開けて、後ろを振り向く。




「どうしたの、祐月」

「いや、なんもー」



祐月の表情は、予想よりも柔らかかった。

緊張でガチガチかと思ってたんだけど…。

さっき告白したばかりだから、話すのは人並みに気まずい。

祐月は前置きもなしに、私の方を掴む。


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