極上の彼女と最愛の彼 Vol.3
一人になった瞳子は、着ていたジーンズとニットから、シャンパンベージュの光沢のあるドレスに着替えた。
髪もアップでまとめてメイクを整える。
ロングドレスで足首まで隠れる為、シューズはローヒールにした。
準備出来ました、と声をかけると、大河は部屋に入るなり目を見開く。
「瞳子、すごく綺麗だよ」
ベッドの端に腰掛けた瞳子の隣に座り、大河はそっと瞳子の肩を抱き寄せて口づけた。
優しいキスにうっとりしたあと、瞳子は大河の顔を見て目をぱちくりさせる。
「やだ、大河さん。リップが付いちゃった」
慌てて左手を伸ばして大河の唇に触れると、大河は逆にその手を掴んで、瞳子の薬指に口づける。
「俺だけの瞳子。こんなに綺麗な姿を誰にも見せたくない。このまま二人でどこかに行かない?」
「そ、そんな。ダメです。お仕事だから」
「そうだけど…。でも瞳子から目を離したくない。今日のコンサート、聴きに行ってもいい?」
「それが、チケットは既に完売で…」
そっか、と大河は肩を落とす。
「じゃあロビーで待ってる」
「ええ?!コンサートは2時間もあるのに?」
「ああ。瞳子をこれから車で送って行って、そのまま待ってるよ」
「それだと更に長くなります。開演は17時だけど、私、14時半からゲネプロに立ち会うので」
「構わない。ほら、行こう」
「えっ、ちょ、大河さん!」
戸惑う瞳子を抱き上げて、大河は部屋を出た。
髪もアップでまとめてメイクを整える。
ロングドレスで足首まで隠れる為、シューズはローヒールにした。
準備出来ました、と声をかけると、大河は部屋に入るなり目を見開く。
「瞳子、すごく綺麗だよ」
ベッドの端に腰掛けた瞳子の隣に座り、大河はそっと瞳子の肩を抱き寄せて口づけた。
優しいキスにうっとりしたあと、瞳子は大河の顔を見て目をぱちくりさせる。
「やだ、大河さん。リップが付いちゃった」
慌てて左手を伸ばして大河の唇に触れると、大河は逆にその手を掴んで、瞳子の薬指に口づける。
「俺だけの瞳子。こんなに綺麗な姿を誰にも見せたくない。このまま二人でどこかに行かない?」
「そ、そんな。ダメです。お仕事だから」
「そうだけど…。でも瞳子から目を離したくない。今日のコンサート、聴きに行ってもいい?」
「それが、チケットは既に完売で…」
そっか、と大河は肩を落とす。
「じゃあロビーで待ってる」
「ええ?!コンサートは2時間もあるのに?」
「ああ。瞳子をこれから車で送って行って、そのまま待ってるよ」
「それだと更に長くなります。開演は17時だけど、私、14時半からゲネプロに立ち会うので」
「構わない。ほら、行こう」
「えっ、ちょ、大河さん!」
戸惑う瞳子を抱き上げて、大河は部屋を出た。