極上の彼女と最愛の彼 Vol.3
第六章 これ以上の幸せ
「え?ハネムーン?」
イチャイチャのクリスマスが過ぎ、年末の仕事納めの日がやって来た。
オフィスの大掃除をしながら、透がふいに大河に切り出す。
「そっ!ハネムーン。俺と亜由美が先に行かせてもらっちゃって、大河とアリシアはまだだろ?年明けにでも行って来なよ」
すると洋平や吾郎も頷く。
「そうだぞ、大河。女の子にとって、新婚旅行は一生の思い出だ。ちゃんと連れて行ってやれ」
でも…と大河は言葉を濁す。
「俺が何日もオフィスを留守にするのは気が引けるって、瞳子が…」
「バカだな。お前が誰よりも優先しなきゃいけないのは瞳子ちゃんだぞ?」
「そうだよ。それに俺達、そんなに頼りない?大河がいなくたって、全然問題ないよ」
吾郎と透のあとに、洋平も口を開いた。
「大河。お前が俺達のプライベートを大事にしてくれるように、俺達もお前のプライベートを大事にしたい。お前だけじゃない。瞳子ちゃんのもな」
うんうん!と透も頷く。
「それに大河。アリシアを幸せにするって誓ったんだろ?アリシアを幸せに出来るのは、大河だけだよ」
「透…」
大河はうつむいてじっと考えてから顔を上げる。
「分かった。瞳子に話してみる」
「ああ、それがいい」
3人は笑顔で大河に頷いてみせた。
イチャイチャのクリスマスが過ぎ、年末の仕事納めの日がやって来た。
オフィスの大掃除をしながら、透がふいに大河に切り出す。
「そっ!ハネムーン。俺と亜由美が先に行かせてもらっちゃって、大河とアリシアはまだだろ?年明けにでも行って来なよ」
すると洋平や吾郎も頷く。
「そうだぞ、大河。女の子にとって、新婚旅行は一生の思い出だ。ちゃんと連れて行ってやれ」
でも…と大河は言葉を濁す。
「俺が何日もオフィスを留守にするのは気が引けるって、瞳子が…」
「バカだな。お前が誰よりも優先しなきゃいけないのは瞳子ちゃんだぞ?」
「そうだよ。それに俺達、そんなに頼りない?大河がいなくたって、全然問題ないよ」
吾郎と透のあとに、洋平も口を開いた。
「大河。お前が俺達のプライベートを大事にしてくれるように、俺達もお前のプライベートを大事にしたい。お前だけじゃない。瞳子ちゃんのもな」
うんうん!と透も頷く。
「それに大河。アリシアを幸せにするって誓ったんだろ?アリシアを幸せに出来るのは、大河だけだよ」
「透…」
大河はうつむいてじっと考えてから顔を上げる。
「分かった。瞳子に話してみる」
「ああ、それがいい」
3人は笑顔で大河に頷いてみせた。