極上の彼女と最愛の彼 Vol.3
第十三章 営業デビュー
次の日のモデルルームも、平日にしては盛況だった。
いつものように吾郎はコンテンツの操作や子ども達を担当する。
あと1時間でクローズになるという頃、原口が吾郎の隣にいた安藤を呼びに来た。
「安藤。これから今日最後の予約のお客様がいらっしゃる。若いご夫婦なんだけど、ご主人は仕事があって、今日は奥さんだけがいらっしゃるんだ。お前、担当してくれるか?」
えっ!と安藤だけではなく、吾郎まで驚いてしまった。
「私が、ですか?そんな…、大丈夫でしょうか」
「もちろん、俺も一緒に隣でフォローする。営業は、実際にお客様を担当しなければ成長出来ない。思い切ってやってみろ」
じっと考え込む安藤を、吾郎もドキドキしながら見守る。
やがて安藤はキリッとした表情で頷いた。
「はい、やらせてください」
「よし。じゃあ、簡単に打ち合わせしよう」
「分かりました。よろしくお願いします」
原口と並んで商談スペースに向かう安藤の後ろ姿に、吾郎は、がんばれ!とエールを送った。
いつものように吾郎はコンテンツの操作や子ども達を担当する。
あと1時間でクローズになるという頃、原口が吾郎の隣にいた安藤を呼びに来た。
「安藤。これから今日最後の予約のお客様がいらっしゃる。若いご夫婦なんだけど、ご主人は仕事があって、今日は奥さんだけがいらっしゃるんだ。お前、担当してくれるか?」
えっ!と安藤だけではなく、吾郎まで驚いてしまった。
「私が、ですか?そんな…、大丈夫でしょうか」
「もちろん、俺も一緒に隣でフォローする。営業は、実際にお客様を担当しなければ成長出来ない。思い切ってやってみろ」
じっと考え込む安藤を、吾郎もドキドキしながら見守る。
やがて安藤はキリッとした表情で頷いた。
「はい、やらせてください」
「よし。じゃあ、簡単に打ち合わせしよう」
「分かりました。よろしくお願いします」
原口と並んで商談スペースに向かう安藤の後ろ姿に、吾郎は、がんばれ!とエールを送った。