極上の彼女と最愛の彼 Vol.3
第三章 コンサートの司会
「皆様、本日はウィンターコンサートにようこそお越しくださいました。わたくしは本日司会を務めます、間宮 瞳子と申します。どうぞよろしくお願いいたします」
2000席を埋める満員のコンサートホールに、瞳子の澄んだ声が響き渡る。
深々とお辞儀をした瞳子は、拍手が止むと顔を上げ、笑顔でマイクを握った。
「3夜連続でお贈りするこのウィンターコンサート。第2夜の本日、12月23日は、オール タンゴ プログラムとなっております」
アルゼンチンタンゴの熱いプログラムに合わせて、瞳子は目の覚めるような真っ赤なドレスに身を包んでいた。
ドレスは裾がアシンメトリーになっており、左側は足首まであるが、右足は膝下の長さ。
更に肩も右側だけのワンショルダーで、大きな花があしらってある。
足元も、慣れないピンヒールを履いていた。
普段はもっとオーソドックスでシックな装いにするが、今夜のプログラムにはこの衣装が一番合うと思って決めた。
開演前に挨拶に行くと、マエストロもステージマネージャーも「おお!まさにタンゴの世界」と喜んでくれた。
(私も今夜は熱いタンゴの名曲に浸らせてもらおう)
そう思いながら、瞳子はにこやかにコンサートを進行していった。
2000席を埋める満員のコンサートホールに、瞳子の澄んだ声が響き渡る。
深々とお辞儀をした瞳子は、拍手が止むと顔を上げ、笑顔でマイクを握った。
「3夜連続でお贈りするこのウィンターコンサート。第2夜の本日、12月23日は、オール タンゴ プログラムとなっております」
アルゼンチンタンゴの熱いプログラムに合わせて、瞳子は目の覚めるような真っ赤なドレスに身を包んでいた。
ドレスは裾がアシンメトリーになっており、左側は足首まであるが、右足は膝下の長さ。
更に肩も右側だけのワンショルダーで、大きな花があしらってある。
足元も、慣れないピンヒールを履いていた。
普段はもっとオーソドックスでシックな装いにするが、今夜のプログラムにはこの衣装が一番合うと思って決めた。
開演前に挨拶に行くと、マエストロもステージマネージャーも「おお!まさにタンゴの世界」と喜んでくれた。
(私も今夜は熱いタンゴの名曲に浸らせてもらおう)
そう思いながら、瞳子はにこやかにコンサートを進行していった。