いつかまた一緒に
「やった〜!」
「よっしゃあ!」
僕たちは口々に叫んでいた。嬉しい。今にも飛び上がってしまいそうなほどだ。翔太郎が「やったな!」と言いながら僕に抱き着いてきた。
「やったね!嬉しい!」
僕は笑顔で言う。しかし、あることを思い出してしまった。今ここで喜ぶのはまだ早いってこと。
全国大会へは当然金賞を取らないと行くことはできない。でも、金賞を取ったからといって全ての学校が全国大会へ行けるわけではない。金賞を取っても全国大会へ出場できない学校がある。そういうのを吹奏楽ではダメ金って言うんだ。
「ーーーそれでは只今より、全国大会へ出場する学校名を発表致します」
来た!僕たちはまた真剣な表情になる。金賞と言われた学校は必死に祈っていた。審査員が口を開く。
「出場校は五校。雷間中学校」
雷間中学校から歓声が上がる。まだ……まだ四校ある!僕は強く拳を握り締めた。
「赤羽中学校、時富中学校、桜花中学校、宮野中学校の五校となります」
「よっしゃあ!」
僕たちは口々に叫んでいた。嬉しい。今にも飛び上がってしまいそうなほどだ。翔太郎が「やったな!」と言いながら僕に抱き着いてきた。
「やったね!嬉しい!」
僕は笑顔で言う。しかし、あることを思い出してしまった。今ここで喜ぶのはまだ早いってこと。
全国大会へは当然金賞を取らないと行くことはできない。でも、金賞を取ったからといって全ての学校が全国大会へ行けるわけではない。金賞を取っても全国大会へ出場できない学校がある。そういうのを吹奏楽ではダメ金って言うんだ。
「ーーーそれでは只今より、全国大会へ出場する学校名を発表致します」
来た!僕たちはまた真剣な表情になる。金賞と言われた学校は必死に祈っていた。審査員が口を開く。
「出場校は五校。雷間中学校」
雷間中学校から歓声が上がる。まだ……まだ四校ある!僕は強く拳を握り締めた。
「赤羽中学校、時富中学校、桜花中学校、宮野中学校の五校となります」